社会人の方で急に英語が必要になったり、これからのキャリアを考えた際にTOEICである程度のスコアが必要になったものの、どのように勉強すればいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
昨今TOEICのスコア提出を求める企業もあり、高スコアであれば転職や昇給で有利に働きます。
しかし、時間の無い社会人がゼロからTOEICの勉強に取り組むには効率的な学習方法を知る必要がありますが、日々の生活に英語学習を組み込むコツさえ掴めば、短期間でのスコアアップも夢ではありません。
そこで本記事では、TOEIC学習に必要な情報を網羅的に解説します。
・TOEICの試験概要 ・ゼロからTOEICを勉強する社会人が目標とすべき点数 ・TOEICはまず何から始めればいい?英語学習初心者が勉強前にやるべきこと ・TOEICの効率的な勉強方法 ・社会人が英語を勉強する際のコツ |
英語学習経験がない方やブランクがある方も、ぜひこの記事を参考にTOEIC学習をスタートしてください!
TOEICの試験概要
TOEICは、日常生活やビジネスの場で必要とされる英語のコミュニケーション能力を測定する、世界共通のテストです。
TOEICにはいくつかの種類がありますが、一般的に「TOEIC」と言うと、TOEIC Listening & Reading Test を指すことが多く、企業でもこのテストのスコアが重視される傾向にあります。
TOEIC Listening & Reading Testは、リスニングとリーディングの2つのセクションで構成され、合否判定はなくスコアで英語力が評価されます。
転職や昇進・昇格を目指す場合は、TOEIC Listening & Reading Testを受験しましょう。
TOEIC Listening & Reading Testの概要は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
試験日 | 年間12回~16回 |
試験会場 | 全国各地の学校や教育センター |
受験料 | 7,810円(税込) |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・コンビニ決済 ・楽天ペイ |
TOEICは月の初旬と中旬の2回行われていることもあるので、受験できるチャンスが多い点が特徴です。
またリピート受験割引※もあり、適用されれば6,710円(税込)で受験が可能になります。
※受験した次の試験日から翌年同月までの1回が対象
ゼロからTOEICを勉強する社会人が目標とすべき点数
ゼロからTOEICを勉強する社会人が目標とすべき点数は、以下の通りです。
・社会人がまず目指したい点数は600点以上 ・基本的なコミュニケーションの素地ができるのは730点から ・外資系企業への転職・十分なコミュニケーション力を目指すなら800点以上 |
まずは自分のレベルや目標に合わせて、目指すべき点数を決めましょう。
社会人がまず目指したい点数は600点以上
社会人が目指したいTOEICの点数は、複雑な日常会話や海外旅行ができるレベルである600点以上です。
ビジネスシーンにおいても、簡単な電話応対や基本的な業務上のコミュニケーションが可能になるレベルで、企業側も600点以上の人材を求める傾向にあります。
また2023年度のTOEICの平均スコアが612点※ということもあり、600点が一つの目標として妥当であると言えるでしょう。
※参考:TOEIC公式サイト
一般的に、履歴書に記載して効果があるとされるTOEICスコアも600点以上とされているため、社会人はまず600点を目標にしましょう。
基本的なコミュニケーションの素地ができるのは730点から
TOEICで730点以上を取得すると、基本的なコミュニケーション能力が備わっていると評価されます。
TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は、730点以上のレベルを以下のように定義しています。
通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。 引用:TOEIC「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」
これは英検のレベルだと2級から準1級レベルで、平均以上の英語力を持っていると認められる点数です。
またビジネスの場でのコミュニケーションも取れることから、転職や昇給が有利に働く可能性があります。
現在の英語力にもよりますが、適切な学習方法を継続すれば、730点までは比較的短期間で到達できる可能性があります。
外資系企業への転職・十分なコミュニケーション力を目指すなら800点以上
より高いレベルの英語力を目指すのであれば、TOEIC 800点以上を目標にしましょう。
特に、外資系企業への転職や海外での活躍を視野に入れている場合は、800点以上が1つの目安となります。
TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)は、860点以上を最高ランクのAレベルとし、以下のように定義しています。
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 引用:TOEIC「TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」
800点以上を取得すると高度な英語力を持っていることの証明となり、外資系企業や大手企業への転職活動において、非常に有利に働く可能性も。
また、800点レベルの英語力があれば、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションも円滑に行える下地ができていると言えます。
海外赴任や海外でのプロジェクトなど、グローバルな仕事に挑戦する機会も広がるでしょう。
▼忙しい社会人の方で効率よく英語学習を進めたい人はこちらの記事もチェックしてください。
社会人が英語の勉強を効率よく進める方法!忙しくても英会話できるようになるには?
TOEICはまず何から始めればいい?英語学習初心者が勉強前にやるべきこと
TOEICを受験するにあたって、英語初心者が勉強前にやるべきことは以下の3つです。
・現時点での自分のレベルを知る ・TOEICの出題形式を把握する ・明確な目標を立てる |
まずは、自分の英語レベルとTOEICについて理解を深めることから始めてみましょう。
現時点での自分のレベルを知る
現時点での自分の英語レベルを知ることは、学習計画を立てる上で非常に重要です。
TOEICの過去問や参考書を解いてみて、自分のレベルを客観的に把握しましょう。
自分の英語レベルを理解することで、以下のことが明確になります。
- どのレベルの教材から学習を始めるべきか
- 重点的に対策すべき分野はどこか
- 現実的な目標スコアはどのくらいか
ただし、英語学習の経験がほとんどない・中学レベルの英語から復習が必要な場合は、TOEICの問題を解くよりも先に基礎固めから始めることをおすすめします。
TOEICの出題形式を把握する
TOEICは各試験で出題形式や傾向が異なるため、事前に調べて把握しておきましょう。
TOEIC Listening & Reading Test は、リスニング(約45分・100問)とリーディング(75分・100問)の2つのセクションで構成されており、合計約2時間で200問に解答します。
問題は全て英語で書かれており、出題形式は以下の通りです。
区分 | 内容 |
---|---|
リスニングセクション | パート1 写真描写問題(6問) パート2 応答問題(25問) パート3 会話問題(39問) パート4 説明文問題(30問) |
リーディングセクション | パート5 短文穴埋め問題(30問) パート6 長文穴埋め問題(16問) パート7 1つの文書(29問) 複数の文書(25問) |
TOEICには独特の出題形式と時間配分があります。
事前に問題形式を把握し、過去問や模試を解くことで時間配分や問題の傾向に慣れておきましょう。
明確な目標を立てる
TOEICの受験を決めたら、「いつまでに、何点を取る」という明確な目標を立てましょう。
例えば、「202X年X月X日の試験で600点を取る」といったように、具体的な目標を掲げることで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。
また、明確な目標を決めることで「どのくらいの学習時間が必要か」「どのような学習方法が効果的か」といった、具体的な学習スケジュールを組み立てやすくなります。
TOEICの効率的な勉強方法
TOEICの効率的な勉強方法は、以下の通りです。
・中学卒業レベルの内容から勉強する ・基礎基本を徹底する ・同じ教材で勉強する ・英語の音・文法・発音に慣れる ・苦手分野を見つけたら集中的に勉強する ・模試を反復して解く |
基礎固めを重視したうえで、英語に慣れる勉強法を実践していきましょう。
中学卒業レベルの内容から勉強する
英語初心者の方は、中学卒業レベルの内容から以下の順番で勉強を始めていきましょう。
1.英単語の暗記 2.文法の復習 3.長文の読解 4.リスニング 5.ライティング・スピーキング 6.スピーキング |
まずは単語や文法などの基礎を固めてから、長文の読解などの応用問題を解いていきます。
中学英語は英語の基礎となる文法や単語を学習するため、TOEICに挑む際の土台作りに欠かせません。
TOEICの中学卒業レベルのスコアは400点なので、400点未満の方は中学英語を徹底して勉強しましょう。
この場合はTOEICの過去問ではなく、中学英語の参考書を用意して勉強する形が最適です。
基礎基本を徹底する
TOEICで高得点を取るためには、基礎基本の徹底が不可欠です。
特に、中学英語で学ぶ文法や単語は、TOEICのリーディング問題やリスニング問題の基礎となります。
例えば、リーディング問題では長文読解問題が出題されますが、基本的な文法知識がなければ、文章の構造を理解することができません。
そのため、英語初心者の方はTOEICではなく、中学英語の文法や単語の学習を徹底して行いましょう。
また、英語学習からしばらく離れていた方も、TOEIC対策の教材に取り組む前に、まず中学英語の文法と単語をしっかりと復習しましょう。
同じ教材で勉強する
英語学習を行う際は、複数の教材で勉強するのではなく、同じ教材で勉強しましょう。
複数の教材に手を出すよりも、1つの教材を徹底的にやり込むことで、以下のようなメリットがあります。
- 学習内容の定着率が高まる
- 自分の弱点や理解不足の箇所が明確になる
- 学習の進捗を実感しやすく、モチベーションを維持しやすい
実際にイギリスにあるサセックス大学の実験で、反復の読み聞かせが単語習得に影響することが分かっています。
1 つのグループには同じ物語を 3 回続けて聞かせ、もう 1 つのグループには 3 つの異なる物語を読んでもらいました。すべてのグループで、新しい単語の数は同じで、登場回数も同じでした。研究者たちが1週間後に再び調査を行ったところ、同じ物語を繰り返し聞いた子どもたちは、通常3.6個の新しい単語を学んでいたことがわかった。さまざまな物語に触れた人は、わずか 2.6 しか覚えていませんでした。また、「反復」グループは「多様性」グループよりも学習速度が速かったことも指摘された。 引用元:daily mail「Why children learn faster with only a few books: Repeatedly reading the same book to toddlers helps them learn new words」
TOEIC学習においても、同じ問題集や参考書を繰り返し解くことで知識の定着を図り、着実にスコアアップを目指しましょう。
英語の音・文法・発音に慣れる
TOEICのリスニングセクションで高得点を取るためには、英語の音・文法・発音に慣れることが重要です。
以下の学習方法を組み合わせて、リスニング力を総合的に高めましょう。
学習方法 | 具体的な実践方法 |
---|---|
リスニング | 英語の音声教材で聴く力を鍛える |
シャドーイング | 英語の音声を聴きながら真似して後から発音する |
ディクテーション | 英語の音声を聴きながら英文を書き取る |
上記の学習方法は、TOEICのリスニング問題を解くにあたって必要なステップになります。
何故ならTOEICのリスニング音声は1度しか流れないため、正確に聞き取れるように対策する必要があるからです。
ただし、最初から長文を聞き取ろうとすると上手くいかず、学習意欲が損なわれてしまう可能性があります。
最初は短い英語のフレーズを聞きながら耳を英語に慣らし、後に長文の英語を聞き取れるよう学習を進めていきましょう。
苦手分野を見つけたら集中的に勉強する
TOEICの学習を進めていくうえで、苦手な分野を見つけたら集中的に勉強しましょう。
TOEIC公式問題集や模試を繰り返し解くことで、自分の弱点分野(文法・語彙・リスニングなど)を把握することができます。
TOEIC公式の問題集には2回分の練習テストとサンプル問題が収録されているので、これを繰り返し解いてください。
また、TOEICのスコアレポート(Abilities Measured)を活用すれば、各パートの正答率を確認することも可能です。
苦手分野を特定したら、その分野に特化した教材や参考書を使って集中的に学習しましょう。
模試を反復して解く
模試を反復して解き、出題傾向を掴むことで効率的な学習が可能になります。
模試を解くことで以下のようなメリットがあります。
・TOEICの出題形式や時間配分に慣れることができる ・自分の弱点や課題を把握できる ・本番での時間配分の感覚を掴める ・実践的な解答力を養うことができる |
TOEIC公式問題集や市販の模試を活用して、定期的に実践練習を行いましょう。
TOEICの模試は公式問題集のほか、公式サイトにもサンプル問題があるので活用してみてください。
また、模試を解いた後は必ず復習を行い、間違えた箇所や理解が不十分な箇所を重点的に見直すことが重要です。
社会人が英語を勉強する際のコツ
社会人が英語を勉強する際のコツは、以下の通りです。
・学習スケジュールを立てる ・無理な目標スコアや目標期間を設定しない ・スキマ時間を活用する ・勉強を習慣化させる ・英語に触れる機会を増やす ・シャドーイングなどアウトプットも組み合わせる |
TOEICの効率的な勉強法と組み合わせて、英語学習を進めていきましょう。
学習スケジュールを立てる
TOEICの受験日を設定したら、試験日までの明確な学習スケジュールを立てましょう。
「いつ」「どこで」「何を」「どのように」学習するかを明確にすることで、学習の抜け漏れを防ぎ、効率的に学習を進められます。
例えば、社会人がTOEICの勉強を1日2時間行いたい場合は、以下のようなスケジュールを組むと良いでしょう。
時間・場所 | 学習内容 |
---|---|
7時 通勤中の電車内(30分) | アプリで単語を10個覚える |
12時 お昼休み中のオフィス(30分) | リーディング問題を10問解く |
20時 帰宅後の自宅(1時間) | リスニング問題を30問解く |
平日のスケジュールのほか、休日の学習内容も決め、試験日までの日程に落とし込みます。
苦手分野を集中的に学習したい・使える時間が変わったなど、イレギュラーが発生した場合は、臨機応変に学習内容や時間を変更しましょう。
また、スマートフォンのカレンダーアプリやリマインダー機能を活用すると、学習の抜け漏れを防ぐことができます。
無理な目標スコアや目標期間を設定しない
TOEICの受験に挑む際は、無理な目標スコアや目標期間を設定しないようにしましょう。
高すぎる目標は、モチベーションの低下や挫折の原因となります。
高い目標を設定して望むスコアに届かなかった場合、モチベーションが急激に下がり、学習意欲が無くなる可能性もあります。
目標設定の際は、以下を考慮し、現実的に達成可能な目標を設定することが重要です。
・現在の英語力 ・1日に確保できる学習時間 ・TOEIC受験までの期間 |
例えば、TOEICを初めて受験する場合は「3ヶ月でまず500点を取り、半年後に600点を目指す」といった、段階的な目標設定がおすすめです。
モチベーションを維持しながら学習を進めるためにも、まずは現状のレベルに合った目標や期間を設定してください。
スキマ時間を活用する
忙しい社会人にとって、まとまった学習時間の確保は難しいことが多いため、スキマ時間を有効活用しましょう。
朝の通勤時間や会社でのお昼休み、夕食とお風呂の間を使うことで、無理なく英語学習を日常に取り込めます。
例えば、朝の通勤時間が30分で出勤日が20日場合、1ヶ月10時間を学習に充てられる計算になるため、スキマ時間も馬鹿にはできません。
スキマ時間を活用して学習する際は、「英単語を10個覚える」などの目標と組み合わせることで、確実に学習を進められます。
短時間でできるおすすめの学習方法は、例えば以下がおすすめです。
・単語アプリで単語学習 ・リスニング教材を聞く ・TOEIC対策のニュース記事を読む |
日常的に英語に触れることで、英語への苦手意識を和らげる効果も期待できるため、少しでも着実に英語に慣れておくと良いでしょう。
勉強を習慣化させる
TOEICのスコアアップには継続的な学習が不可欠なため、英語学習を習慣化し、日常生活の一部として定着させましょう。
人間は変化に抵抗する性質があり、いつも通りの行動を繰り返す習慣が身に付いています。
新しいことに取り組めず三日坊主に終わってしまうということがよくあるのは、変化に抵抗する性質が働いているためです。
この性質を上手く活用するためには、英語学習に取り組む時間帯を決め、英語学習を習慣化させる必要があります。
例えば、「毎日20時はお風呂に入る前に英単語を10個覚える」といったように、学習のルーティンを作るのが効果的です。
・毎日同じ時間に学習する ・毎日同じ場所で学習する ・毎日同じ教材を使う |
ルーティンを用意することで学習が習慣化され、歯磨きのように「やらないと気持ち悪い」状態まで持って行くことができます。
英語に触れる機会を増やす
英語に慣れていくためにも、日々の生活の中で英語に触れる機会を増やしましょう。
TOEICのリスニング教材での学習も効果的ですが、やはり「試験のため」という意識が強くなってしまいます。
例えば以下の方法を英語日常に取り入れれば、楽しみながら英語を学習することができます。
・洋楽を聴く ・英語のYouTube動画を見る ・英語のニュース記事を読む ・英語でSNSを投稿する ・海外ドラマや映画を英語音声・英語字幕で見る |
海外の好きな音楽や動画を聞いたり見たりすることで、活きた英語を学習するチャンスが増えるでしょう。
楽しみながら英語に触れることで英語学習のモチベーションを維持しやすくなり、リスニング力やリーディング力の向上にもつながります。
シャドーイングなどアウトプットも組み合わせる
TOEICはリスニングとリーディングの試験ですが、アウトプットの練習も積極的に取り入れましょう。
アウトプットの練習をすることで、インプットした知識(単語、文法など)の定着を促進でき、スピーキング力やライティング力の向上にもつながります。
シャドーイングやディクテーションなどのアウトプットを組み合わせ、実践的な英語が身に付くよう意識しましょう。
具体的なアウトプットの練習方法としては、例えば以下のような方法があります。
・シャドーイング ・ディクテーション ・オンライン英会話 |
独学でのアウトプットが難しい場合は、英会話教室やオンライン英会話の活用をおすすめします。
英語の勉強やTOEICに関するよくある質問と回答
英語の勉強やTOEICに関するよくある質問は、以下の通りです。
・独学でも社会人がゼロからTOEICを勉強しても合格できる? ・TOEICのスコアを最短で伸ばす方法はある? ・TOEICの勉強でおすすめのテキストはある? ・英語の勉強でモチベーションが続かない場合は? |
社会人の学習の進め方やおすすめなテキストについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
独学でも社会人がゼロからTOEICを勉強しても合格できる?
TOEICに合否判定はないため、受験すれば必ずスコアが出ます。
ただし、一般的に「TOEICで良い結果を出す」というのは「目標スコアを達成する」という意味で使われます。
その前提で言うと、独学でも社会人がゼロからTOEICを勉強して目標スコアを達成することは可能です。
しかし、英語学習の経験がほとんどない方や英語に苦手意識がある方が、いきなり高得点を目指すのは簡単ではありません。
英語初心者が高スコアを目指すには、学習を効率的に進め、英語に触れる機会を増やすことが大事です。
TOEICのスコアを最短で伸ばす方法はある?
TOEICのスコアを最短で伸ばすためには、自分のレベルと弱点に合った学習方法を見つけ、効率的に学習を進めることが重要です。
英語初心者であれば、いきなりTOEICの問題集を解くのではなく、基礎になる中学英語から始めましょう。
簡単な中学英語から始めることで基礎固めだけでなく、英語に慣れることにも繋がります。
スコアが500点~600点の中級者の場合は、苦手分野を把握し、要点を絞って学習を進めましょう。
TOEICの勉強でおすすめのテキストはある?
TOEICの勉強におすすめのテキストは、公式から発売されているテキストです。
公式のテキストは実際の問題を元に作成されているため、TOEICの出題傾向を掴むことができます。
また初級者・中級者・上級者向けのテキストが分かれていることから、自分に合ったテキストを選択できるでしょう。
TOEICのテキストは全国の書店のほか、Amazonや楽天ブックス、セブンネットショッピングで販売されています。
公式問題集をより効果的に活用したい場合は、TOEIC対策アプリを併用するのもおすすめです。
英語の勉強でモチベーションが続かない場合は?
英語の勉強でモチベーションが続かない場合は、以下のコツを取り入れてみてください。
モチベーションを維持するコツ | 具体的な方法 |
---|---|
自分の成長を視覚化する | ・定期的に自己評価を行う ・学習ログをつける |
英語学習を習慣化する | ・ルーティンに英語を取り入れる ・「お風呂に入る前に英単語を10個覚える」などの小さな目標を設定する |
目標を明確にする | ・「202○年○月○日の試験で600点を取る」などのゴールを決める |
スキマ時間を活用する | ・朝の通勤時間やお昼休みを活用して学習する |
SNSなどのコミュニティーを作る | ・同じ英語学習者のコミュニティーに参加する ・学習状況を報告するチャットグループを作る |
まず自分の成長を視覚化することで、英語力の向上を実感でき、モチベーションの維持に繋がります。
また学習のゴールを設定し、スキマ時間などを活用して英語を取り入れる取り組みは、学習を習慣化に欠かせません。
さらに仲間を作ることによって、モチベーションが刺激され、学習を進めていくきっかけとなります。
なかなか英語学習を進められず困っている方は、上記のコツを試してみてください。
▼モチベーション維持のコツを知りたい人はこちらもチェックしてください。
英語学習でモチベーションを保つコツは自分の成長を見える化すること!下がる原因と対処方法も解説
忙しい社会人でもTOEICの勉強はゼロから始められる!
ゼロから勉強を始める人がTOEIC Listening & Reading Testで高得点を取るためには、リスニング力とリーディング力をバランス良く鍛えることが重要です。
一方で、TOEIC Listening & Reading Testで求められる力はリスニング能力とリーディング能力のみのため、スピーキング能力も鍛えたいという方は、TOEICとは別に学習を進めていく必要があります。
転職や就職活動において資格として有効活用するだけであれば、TOEICで高得点を取るためだけの勉強がおすすめですが、もし英会話まで考えている場合は、スピーキングの練習も必要です。
特に、英語学習の経験が少ない方や基礎から学び直したい方にとっては、何から手をつければ良いのか分からず、途中で挫折してしまうこともあるでしょう。
もしTOEICと並行して英会話もできるようになりたいという方は、スピーキング特化型の英語コーチングを行っているコーチバディがおすすめです。
サービス名 | コーチバディ |
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特徴 | ・スピーキング特化型の英会話スクール ・専属コーチはスピーキング学習を熟知した日本人のみで、ストレスのないコミュニケーションが可能 ・コーチは全員TOEIC900点以上 or 英検1級以上相当 ・毎週の英会話レッスン+AI英会話アプリが使い放題 |
コース | ・ベーシックコース(1日1.5時間の学習×84日) ・スピーキングマスターコース(1日1.5時間の学習×84日+毎週の外国人との英会話) ・マスタープラスコース(1日1.5時間の学習×168日+毎週の外国人との英会話) |
料金 | 【入会金】 55,000円 【ベーシックコース】 283,800円 【スピーキングマスターコース】 415,800円 【マスタープラスコース】 787,600円 ※表示価格はすべて税込みです |
コーチバディでは専属コーチが付き、英語学習における生徒の弱点や学習方法を分析を行い、個人に合わせたカリキュラムで学習を進める形を取っています。
カリキュラムの中ではインプットに重きを置いたメニューもあるので、TOEICの学習と合わせて相乗効果が見込めるでしょう。
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