英検受験のメリット

①4技能をバランスよく伸ばせる

なんといっても英検の最大の魅力は、4技能をバランスよく伸ばせる点ではないでしょうか。

英検では、TOEICでも出題されるリスニング、リーディングに加え、スピーキング(4級、5級は原則受験、3級以上は必須)、ライティング(3級以上)の問題が加わります。対策すべき範囲は広くなってしまいますが、その分、4技能をうまく伸ばすことが可能です。英検対策の教材を使えば、無理のない配分で各技能を学習できますよ。

スピーキングやライティングというと、敷居が高く感じてしまうかもしれませんね。しかし、英検はレベル別に級が設定されているので、自分の英語力に見合ったところからスタートすることが可能です。(これは、みんなが同じ問題を解くTOEICと大きく異なる点です。)
つまり、自分に合ったレベルから、バランス良く4技能を伸ばしていくことが可能なのです。

私自身も、英検3級から1つずつステップアップしてきましたよ。
英検は5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級からなります。
私の英検受験記については、ぜひこちら↓をご覧ください。

英検は級が上がるごとに見える景色がどんどん変わっていきます。
ぜひ皆さんにも、今まで見たことのない景色を味わってほしいと思います。

②英検対策がTOEIC対策にもなる

英検受験の2つ目のメリットは、英検対策がTOEIC対策にもなるという点です。

もちろん違う試験ですので、TOEICに特化したトレーニングは必要です。しかし、英検対策を通して全体的な英語力が上がった結果、TOEICの問題が簡単に感じるようになったという話はよく聞きます。

これは、特に英検の上位級を目指している人に当てはまるかもしれません。出題される単語や文章も、英検の上位級ではTOEICと比べて難しい物が多く、リスニング問題も速度が速く問題が複雑です。その負荷に慣れてしまうと、TOEICの問題は相対的に易しく感じるものです。

TOEICの点数が頭打ちになってきた、伸び悩んでいるという場合は、英検対策に切り替えてみるのも1つの方法かもしれませんね。
私の場合は、TOEIC860〜870点あたりで停滞した時期がありました。TOEIC対策の教材にいくつも手を出しましたが、なかなか点数が伸びませんでした。
思い切って、英検1級合格だけを目指すことにしました。英検1級合格後に、TOEICを受けてみると945点でした。このときは単語帳と公式問題集を2回解いただけです。
おそらく、英検の学習を通して、速読力や語彙力が飛躍的に上がったので、TOEICの問題を解きやすくなったのだと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
役に立つ情報はありましたでしょうか?
この記事が皆さんのTOEICや英検に対する理解を深め、英語学習へのモチベーションアップにつながることを願っています。