「成人式」は英語でなんという? age を使った表現も解説!

結論から言ってしまうと、成人式は coming-of-age ceremony と呼ばれます。
age には「年齢」という意味以外に「成人」という意味もあります。
なので、coming-of-age は「成人が来る」→「成人を迎える」という意味です。
ちなみに「成人の日」は Coming-of-Age Day と呼ばれますよ。

実は「成人式」は日本独特のセレモニーです。
したがって、単に「coming-of-age ceremony」と言っても、「特定の年齢をお祝いする風習」のない国の人には正確に伝わらないかもしれません。

その場合は、説明を加えてあげましょう!

(例)
In Japan, we have a celebration to congratulate people who turn 20 years old.
We call it coming-of-age ceremony.

「日本では、20歳になった人たちを祝うための式があります。それは成人式と呼ばれます。」

先ほど、age には「年齢」以外に「成人」という意味もあることに触れました。
実は age という単語は、他にも意味があり、その意味の多さからさまざまな表現に使われます。
代表的なものを二つご紹介しますので、ぜひ使ってみてください。

① It’s been ages.「お久しぶりです。」

「久しぶり」という表現は、It's been a while. (It’s been は It has been の略)という表現をご存じの方も多いのではないでしょうか?類似の表現に It's been a long time. や It's been forever. もあります。

どれも「久しぶり」という点では同じなのですが、会っていなかった期間に違いがあります。

感覚として、どのくらい「久しぶり」なのかと言うと、次のような感覚です。なお、下に行くほど会っていない期間が長くなります。

・ It's been a while.
→日本語の「久しぶり!」に最も近い感覚です。「しばらくぶり」といった具合です。

・ It's been a long time.
→「超久しぶり!」と言ったところでしょうか。

while「しばらく」よりも a long time 「長い間」会っていなかった、と言う意味が強調されます。

・ It’s been ages.
→ age には「人生の一時期」という意味もあります。

ですので、It’s been ages. で「人生の一定期間会っていなかった」ということがわかります。これはかなりの久しぶり具合ですね!

・ It’s been forever.
→ forever「永遠」から想像がつくと思いますが、ずーっと会っていなかったことがわかります。

このように、「久しぶり」と同じ日本語に訳される表現でも、その程度の違いをどんな単語を用いるかで表現できるなんて面白いですね!

② In this day and age,「今の時代では」

(例)
In this day and age, it’s not surprising that children have their own iPads.

「今の時代では、子供たちが自分専用の iPad を持っていても驚きではありません。」

今と一昔前とを比べて、「(昔は違ったけど)今の時代では…」と、現代の事柄を述べる際に役立つ表現です。

「前撮り」は英語でなんという? pre- を使った表現をご紹介!

「成人式」の楽しみといえば、式の前年のうちにあらかじめ写真を撮っておく「前撮り」もその一つですね。
特に女性は、振袖を成人式当日以外に着られるということで嬉しい方が多いのではないでしょうか?

「前撮り」は英語で pre-photoshoot と表現されます。
pre- は後に続く事柄を「あらかじめ」しておくという意味があります。

photoshoot は「写真撮影」という意味なので、pre-photoshoot で「あらかじめしておく写真撮影」、すなわち、「前撮り」の意味になります。

ちなみにこの表現は、成人式だけでなく結婚式などの「前撮り」の場面でも使えます。

pre- という表現は他にもあります。
セットフレーズとして覚えておくと役立ちますよ(^^)

① pre-order「予約注文する」

(例)
Would you like to pre-order the item?

「その商品を予約注文しますか?」

pre-order で「予約注文する」という動詞です。
ちなみに、pre-ordered は「予約注文された」という形容詞です。

(例)
the pre-ordered item

「予約注文された商品」

② pre-emptive「先制の」

a pre-emptive attack 「先制攻撃」というセットフレーズでよく見かける単語です。

(例)
Under the Japanese constitution, we cannot make pre-emptive attacks.

「日本国憲法のもとでは、 日本は先制攻撃を行えません。」

③ pre-existing
「あらかじめ存在する」
→「もともとある」というようなニュアンスです。

(例)
pre-existing condition
「持病」

(例)
pre-existing bias
「偏った先入観」

といったフレーズで使われます。

(例)
Do you have any pre-existing conditions?

「何か持病はありますか?」

「同窓会」は英語でなんという?

成人式のあとは、中学や高校の同窓会に出席された方も多いのではないでしょうか?
私は高校の同窓会に出席したのですが、当時はまだ卒業して数年しかたっておらず、あまり感慨深くなかった記憶があります(笑)。
次に同窓会に参加するときには、懐かしさでいっぱいになるのでしょうか。

さて、この「同窓会」は英語でなんというでしょうか?
reunion party、 もしくはシンプルに reunion と言われます。

reunion には「再会の集い、クラス会、同窓会」という意味のほか、「再会」という意味もあります。
そこから派生して、家族で集まることを family reunion と言ったりします。

また、引っ越しなどで会えなくなる相手に対して、「再会できるのを楽しみにしている」と言う場面でも使われます。

(例)
I’m looking forward to our future reunion.

「未来の再会(将来、また会えること)を楽しみにしています。」

いかがだったでしょうか?
今回は日本の伝統である「成人式」という晴れやかな行事を切り口に、英語表現をご紹介しました。
新成人の皆さんのご活躍をお祈りするとともに、英語学習を頑張っていらっしゃる皆さんが、より表現力豊かにお話しするお手伝いができましたらとても嬉しいです。

今年も「記事を読んだら、話題が広がってすぐに使える表現が満載!」という記事をたくさん書いていきますので、どうぞよろしくお願いします🙇‍♀️
次回以降もお楽しみに!