英語ネイティブスピーカーの語彙力は2万語以上!?

そもそも、実際に英語で使われている英単語は何個あるのでしょうか?

Biemillerという研究者が2005年に発表した論文 Size and Sequence in Vocabulary Development によると、大人の英語ネイティブスピーカーは約25,000-38,000語もの単語を知っているそうです。やはりネイティブともなると途方もない数字ですね。

また、年齢が上がればあがる程、知っている語彙は増えていきます。

3歳 : 3,000語
10歳:10,000語
17歳:20,000語
10歳:10,000語
17歳:20,000語
24歳:20,000語

ノンネイティブが目指すべき目標は約8,000〜9,000語

では、実際のところ私たちやKazukiさんのような英語のノンネイティブが、英語で仕事をしたり英語で海外ドラマを見て楽しめるようになるには、どの程度の語彙力が必要なのでしょうか? 

Sage Journalに掲載されている論文によると、英語圏に住んでいるノンネイティブの語彙力は約1-2万語だそうです。そして、ビジネスで求められる英語の平均語彙数は、約8,000〜9,000語といわれています。
また、同論文では、意図的な語彙学習を行わずに生活の中での会話をベースとした学習では、3000語程度から語彙を増やすことは難しいと結論づけています。 

英語上級者と言われる、TOEIC高得点や英検1級に必要な語彙が、10,000語前後と言われているので、こういった英語資格試験とも相関のある数字ですね。つまり、このレベルを目指す事が多くの日本人にとって目標になるというわけです。

また、私自身の体験としても、約8,000〜9,000語を覚えた頃に、突然映画や簡単なニュースの話を追えるようになったことを覚えています。

初めて見た単語でも、文脈や単語の形からある程度意味が想像できる場面が増え、生の英語に触れることで自然と語彙力を鍛えられるようになり、約8,000〜9,000語以降は英単語学習をしなくても英語に触れることで自然と語彙力が増えるようになりました。

逆に考えると、この約8,000〜9,000語を覚えてしまうまでは、4技能(読む、聞く、書く、話す)を鍛えようとしても分からない単語が出る度に学習が止まってしまい、とても非効率的な学習となってしまうのです。

そのため、多くの方にとっては、英単語帳や英単語アプリを使って語彙学習を進めていただいた方が、最終的には早く英語上級者にステップアップしていけるのです。

考えてみると、私たちも小学校で漢字ドリルをみっちり6年間やったことで、今の日本語の語彙力が身についたと言えますよね。
ある程度、先に語彙力がつくことで、新しい言葉を見た時に「氵」がついているから水に関連しているだろうといった勘が働くようになってきます。そして中学生以降は辞書を開いたり、漢字ドリルをしなくても、読書をする中で自然と語彙力がついていきましたよね。

約8,000〜9,000語を覚える学習計画

実は、高校英語や受験英語を経験している方はすでに5,000語程度は知っているケースが多く、英単語帳学習を卒業できるあとちょっとのところまで来ています。

逆算してみると、8,000語の目標まではあと残り3,000語なので、1日20単語ずつ覚えることができれば、150日(約5ヶ月)で英語圏に長期で住んでいる人に匹敵する英語上級者の語彙力が手に入ってしまうのです!

そうは言っても、社会人で仕事を英語学習を続けていくのはとても大変ですよね。
また、単語がわかるだけでは、英語を自在に使えるようになるわけでは無いことも事実です。

コーチと併走してバランスよく語彙力を強化

スピークバディのパーソナルコーチングでは、この8,000〜9,000語を習得した多くの方をサポートしたコーチが専属で毎日あなたの学習状況にアドバイスをします。

AI英会話アプリスピークバディを併用して、ビジネスや日常会話のシーンで「使える」語彙を増やし、リスニング力やスピーキング力など、総合的な英語力を最短距離で身につけられるよう併走してサポートします。

コーチングサービスを使って一番大変な最初の12週間を乗り切って「英語ができる人」への第一歩を踏み出してみませんか?
詳しくはこちら